先日、太宰府を訪れました。
天神福岡駅から二日市で乗り換え、太宰府駅まで急行で20分ほどです。
この日は絵に描いたような晴れ模様で、空がきれいでした。
太宰府駅から左、福岡銀行前のバス停から宝満山(内山)行きのバスが出ています。
車窓からは温泉の文字がちらほら。宝満山麓には温泉施設もあります。
内山の停留所から歩いてすぐのところに竃門(かまど)神社の鳥居が見えます。
宝満山(ほうまんざん)は別名竃門山(かまどやま)とも呼ばれ、
すり鉢状の山に雲霧が立ち込める様が
「かまどで煮炊きして煙が上がるように見える」ためこの名がついたと言われます。
また、宝満山は神の鎮座する霊峰として、そして修行僧の山籠りの場として古くから信仰され、
神仏習合によって神の名を「宝満大菩薩」と定められた事から
宝満山と呼ばれるようになったとされています。
宝満山入山の際は、鎮座する神様へのご挨拶として竃門神社を訪れましょう。
竃門神社は縁結びと厄除けのご利益があるとされています。
古くでは、大陸に渡る人々が航海の安全と事業の成功を祈って参拝したそうです。
お社は撮っておりませんが、その道すがらは紅葉のトンネルが続いています。
緩やかですが階段が続くのでちょっと辛いです(笑)
11月に入れば、宝満山は真っ赤に染まるでしょう。
竃門神社参拝の後は、太宰府駅に戻り太宰府天満宮へ参拝しました。
参道のお茶屋さんで一服。暖簾の奥に茶室があるお店でした。茶庭が見事です。
梅ヶ枝餅とお抹茶のセットは大変美味でした。
お抹茶をいただく時は、お菓子を先に全部食べ、それからお抹茶を頂きます。
有名な「お茶碗を回す」動作。
これはお客様へはお茶碗の正面を向けて出されるので、
「お茶碗の顔を汚すような真似はできません」
という心を表し正面を避けて飲む、ということだそう。
なので、回す回数や向きはことさらこだわらなくともよいそうです。
これだけ知っておけば、肩肘張らずにお茶屋を満喫できると思います。
では、今回はこれにて。