こんにちは。
私は約半年前からシェアスマイルの就労移行支援に通っています。
昨年末に事業所の紹介動画を作ってみないかというお話をいただき、先日、公開させていただきました。動画の制作にはパワーポイントというソフトを使い、他の作業もしながらでしたので期間は2カ月ほどかかりました。
短い動画ですが、慣れない作業なので制作には正直かなり苦労しました(笑)。その過程で感じたことを少し書いてみます。

最初にスタッフの方から与えられた条件は、「マスコットキャラクターのチャッピーを入れること」と「事業所の雰囲気にあったものがいい」ということくらいでした。
しかし、いざ「それじゃ少し作ってみよう」と思ってパソコンの前に座っても、何も作業が進みませんでした。昨年、MOSの資格をとったのでソフトの操作方法はある程度わかったのですが、それだけじゃ何もできず、創作作業というものの難しさを感じました。

まずは、パソコンをいじる前に頭の中でアニメーションの動きをイメージしないといけないと思い、
普段何気なく見ていたニュースの字幕や歌番組のタイトルなどがどんな風に表示されているかをチェックするようになり、良さそうな演出があったら紙にメモしていきました。

PPmemogami

 

私は頭の中で物事を整理して順序だてたり、イメージしたりすることが多分あまり得意ではありません。特に体調がよくない時や考え事をしている時などは頭の中がごちゃごちゃとして、考えが進まなくなることが多いので、こういう創作作業はいい訓練になると思いました。
しかし、このような動画は私個人だけのものではなく、事業所のPR動画ですし、利用者のみなさんの作業風景や作品の写真も使わせていただくわけですので、訓練だけではなく初心者なりにちゃんと作らないといけないという責任感もありました。
ということで「見ていただいた方の印象に少しは残ること」ということをテーマに決めて、少しずつ作り始めました。

しばらくは他の作業で手一杯でしたが、少し余裕が出てきた頃、スタッフの方に「そもそも移行とは何か、A型とは何か」ということについて詳しくレクチャーしていただき、事業所の説明に必要な概念を教えていただきました。
やがて項目ごとに色分けしてみたりしているうちになんとなく全体像が描けてきたので、いったん一気に一通り作り上げてみてからスタッフの方に見てもらい、アドバイスをいただきました。
「いい動きが作れた」と思っても、翌日見直してみると「なんじゃこりゃ」と思うようなことが多く、そのたびに「あ~~~!!」と頭の中で叫んでいました。ネットで検索してもわからないような疑問が出てきたときは、スタッフの方に相談すると丁寧に教えてくださいました。
言われた通りに作業をこなすことはもちろん大事だと思いますが、細かい指示が少なかった分、自分で考えることが多く、そういう意味でもとても勉強になりました。

実際の事業所の様子は、見学や体験をされるとよりよくわかると思いますので、
興味を持たれた方は、気軽に一度足を運んでいただけたらいいのではないかと思います。